Mackie BIG KNOBの修理
- 2017/06/24
- 09:49

MAスタジオを運営する友人からの依頼でMackie社のBIG KNOBというモニターコントローラの修理を行いました。
モニター出力にハムノイズが混入するというもので、診断を進めて行くと、電源のトロイダルトランスが原因と判りました。

樹脂モールドされた青いヤツですが、有名な製品と瓜二つの中国製でした(笑)
コイツがノイズをまき散らしてました

トランスの位置を僅かに動かすとノイズが大幅変化するので、何らかの原因で磁束の状態が変化したのかも知れません。
ん、そもそもトロイダルって、漏れ磁束が少ない筈じゃ・・
そこで新しいトランスを取寄せ、交換してみると、ほぼ問題ないレベルまで改善するも、元の中華製とは磁束の方向が異なるのか、どうしても僅かなノイズが除去できないので、思い切ってトランス外付け化を決行!
外付け化と言っても、上のトランスむき出し状態では怒られそうなので、ケースに入れる事に。

で、いざ探すと丁度良いサイズで、且つシールド効果や見た目の良いものがなかなか見つからない・・・
そこで、真空管アンプ用のトランスケースを調達し、これを真っ二つにカットして使用する事にしました。

元々はこんな感じ。
真空管アンプでトランスを美しく見せるためのものなので、見た目良し!仕上げも良し!値段も凄い・・・
これなら彼のお洒落なスタジオにもきっとマッチするに違いない・・

トランスを納めてみる。
うむ。ぴったりサイズ♪

エッジにはゴムのモールを付けて、

本体に固定用のエスカッションもこれまた自作。
実は、ぴったりサイズだった古いパソコンのACアダプタケースをバラして加工したのだ!

本体にも穴開け加工を施して

いざ合体

完成~
うーむ。まるで純正のようだ! と自賛してみる。

というわけで無事に納品完了~
久々に工作魂に火がついた修理でしたが、トランス分離の効果は絶大で、ハムノイズだけでなくS/Nもオリジナルよりかなり改善さ
れましたよ!
友人にも満足いただけたようで、良かった^^
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